WiMAXをお得に乗り換える方法！注意点・手順を徹底解説

WiMAXを契約した頃は4,000円程度だったのに、2～3年経って気付いたら5,000円近くになっていたということはありませんか？

そのような方は、WiMAXの乗り換えがおすすめです。現在契約中のWiMAXプロバイダから別のWiMAXプロバイダに乗り換えることで、月額料金が安くなる可能性があります。

本記事では、WiMAXをお得に乗り換えるための方法や、乗り換え時の注意点などを解説します。料金が安いおすすめのWiMAXプロバイダも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

WiMAXは乗り換えた方が安くなるって本当？

結論、WiMAXを長期間使っている場合は、別のWiMAXプロバイダに乗り換えると安くなるかもしれません。

ここでは、なぜ安くなる可能性があるのかについて解説します。

【結論】長期間使っているなら乗り換えると安くなる

同じWiMAXを長期間使っていて、月額料金の割引が終了している場合は別のWiMAXプロバイダに乗り換えることで、利用料金が安くなる場合があります。

乗り換えると契約が1年目に戻るため、新たな月額料金割引特典を利用できることが理由です。割引を実施している料金プランの例を見てみましょう。

BIGLOBE WiMAXの場合、契約月を除いて2年間は1,650円(税込)/月割引されますが、以降は通常料金になります。

多くのWiMAXプロバイダは、契約から2～3年後に割引が終了するので、そのタイミングで見直すことをおすすめします。

乗り換えに最適なタイミング

現在、契約期間の縛りがあるプランを契約している場合は、解約違約金がかからない契約更新月に乗り換えることをおすすめします。

端末を分割払いにすることで割引が適用される特典を利用している場合は、途中で解約すると残債の支払いが発生するので、特典の期間終了後に乗り換えましょう。

契約期間の縛りがなく、端末を一括払いで購入している場合は、料金が高くなったと感じたタイミングで乗り換えて大丈夫です。

WiMAXをお得に乗り換えるためのポイント

WiMAXをよりお得に乗り換えるためには、以下を確認しましょう。

1. 解約金と端末の残債を確認する
2. 違約金負担キャンペーンを利用する
3. スマホセット割引があるプロバイダを選ぶ

（1）解約金と端末の残債を確認する

なるべく安く乗り換えるためには、まず解約違約金がかかるのか否かを確認しましょう。

契約期間が設けられているプランを利用している場合、契約更新月以外に解約すると違約金が発生します。金額はプロバイダによって異なりますが、1万円～2万円ほどかかることがあるので解約時には注意が必要です。

なお、違約金を支払ってでも乗り換えた方が安くなるケースもあるので、その点も踏まえて検討しましょう。

また、端末の割引特典を利用している場合は、割引が終了し端末代金の残債が請求されます。残債分も含めて乗り換えた方が安いのか見極める必要があります。

（2）違約金負担キャンペーンを利用する

違約金がかかる場合は、違約金負担キャンペーンを実施しているプロバイダに乗り換えることも一つの手です。

違約金負担キャンペーンとは、他社インターネット回線の解約時に発生する解約違約金（契約解除手数料）を上限金額まで負担してくれるものです。

例えば、Broad WiMAXでは、最大19,000円(非課税)まで負担してくれるキャンペーンを実施しています。

同一名義での申し込み、オプションサービスへの加入などいくつか条件はありますが、高額な違約金が実質0円になるのでお得に乗り換えられます。

（3）スマホセット割引があるプロバイダを選ぶ

多くのWiMAXプロバイダでは、auとUQモバイルのスマホセット割引を実施しています。

対象のプランとWiMAXをセットで申し込むと、スマホの利用料金から毎月最大1,100円(税込)割引されるというものです。

WiMAXの利用料金から割引されるわけではありませんが、毎月かかるトータルの通信費が安くなります。

WiMAXプロバイダの中でも、5G CONNECTやDTI WiMAXなどセット割引を実施していないプロバイダがあるので、セット割引を活用したい方は事前に確認しましょう。

WiMAXを乗り換えるときの注意点

WiMAXを乗り換えるときは、いくつか注意点があります。契約後に後悔しないためにも、事前に確認してから申し込みましょう。

1. 必ずしも料金が安くなるわけではない
2. WiFiを使えない期間が生まれる可能性がある
3. キャンペーンは適用条件を確認する

（1）必ずしも料金が安くなるわけではない

契約中のWiMAXプロバイダから別のプロバイダに乗り換えたからと言って、必ずしも月額料金が安くなるわけではありません。

全プロバイダが料金割引を実施しているわけではなく、場合によっては今の方が料金が安いということが起こり得るためです。

そのため、乗り換える際は月額料金をしっかり比較して、本当に安くなるのか見極める必要があります。

（2）WiFiを使えない期間が生まれる可能性がある

多くのWiMAXプロバイダは、月途中で解約しても月末までサービスを利用できます。月末ギリギリに解約する場合は、翌月まで使えることもあります。

そのため、基本的にWiFiを使えない期間は発生しません。ただし、乗り換え先のWiMAXが到着するまでに時間がかかると、数日程度WiFiを使えないということがあるかもしれません。

毎日WiFiを使っている場合は、乗り換え先のWiMAXがどれくらいで届くのか確認してから、契約中のWiMAXを解約することをおすすめします。

（3）キャンペーンは適用条件を確認する

WiMAXの乗り換え時にキャンペーンを活用しようと考えている方は、適用条件をしっかりと確認してから申し込みましょう。

「キャッシュバックがお得だから申し込んだけど受け取れるのはかなり先だった」というケースや、「特典を利用するためには有料オプションへの加入が必要だった」というケースがあるためです。

キャッシュバックに関しては手続きを忘れてもらい損ねる可能性があるので、手続きなしでもらえるプロバイダにするか、リマインドを設定しましょう。

また、特典のために有料オプションへ加入すると、結果的に料金が安くならなかったということもあります。有料オプションの料金も加味して、乗り換えを検討してみてください。

WiMAXを乗り換えるときの手順・流れ

WiMAXを乗り換える際の手順を解説します。

1. 乗り換え先のWiMAXを申し込む
2. 端末が到着したら設定を行う
3. 利用していたWiMAXを解約する

（1）乗り換え先のWiMAXを申し込む

現在契約中のWiMAXを解約する前に、乗り換え先のWiMAXを申し込みましょう。先に解約をすると、WiFiを使えない期間が生じる可能性があるからです。

店舗や家電量販店などで申し込める場合もありますが、オンラインでの申し込みがお得です。

プロバイダによってWeb申し込み限定の特典が適用される場合があるので、申し込み方法やプランをある程度把握している方は、オンライン上で手続きを行いましょう。

（2）端末が到着したら設定を行う

乗り換え先から端末が到着したら、初期設定や接続設定を行います。同梱されている取扱説明書や、動画などを参考にしながら設定してみましょう。

モバイルルーターの「Speed Wi-Fi 5G X12」と、ホームルーターの「Speed Wi-Fi 5G L13」の設定手順は、以下の動画を参考にしてください。

もし設定方法がわからない場合は、各プロバイダのチャットサポートなどを活用してみてください。

（3）利用していたWiMAXを解約する

新しいWiMAXが使える状態になったら、契約していたWiMAXを解約しましょう。

WiMAXの解約は、電話・Web・メールフォームなどで受け付けています。解約方法はプロバイダによって異なるため、各社の公式サイトやマイページで確かめてください。

主なWiMAXプロバイダの解約方法は、以下の通りです。

解約の申請日によって、解約が当月になるか翌月になるか変わるので、手続きをする際に確認しましょう。

乗り換え先におすすめのWiMAXプロバイダ

月額料金割引やキャッシュバックキャンペーンを実施している、乗り換えにおすすめのWiMAXプロバイダを3社紹介します。

カシモWiMAX

• 分割払いで端末代金が実質0円
• 料金がずっと変わらないシンプルなプラン
• 手続きなしでAmazonギフト券10,000円分がもらえる

カシモWiMAXは、弊社マーケットエンタープライズの関連会社である株式会社MEモバイルが運営するWiMAXプロバイダです。

1ヵ月目以降、月額料金が変わらないシンプルでわかりやすいプランを提供しています。月額料金割引はありませんが、端末代金が実質0円になる特典や、Amazonギフト券10,000円分がもらえるキャンペーンを実施中です。

端末代金は、36回払いにすると毎月の支払い分が770円(税込)になります。特典を利用すると月々770円(税込)割引になるので、実質負担が0円になるという仕組みです。

端末は高価なものなので、契約時の初期費用を安く抑えたい方は、カシモWiMAXの特典を活用しましょう。

さらに、カシモWiMAXは開通から3ヵ月後にAmazonギフト券10,000円分がもらえます。受け取るための申請手続きが不要で誰でももらえるので、受け取り忘れる心配がありません。

GMOとくとくBB WiMAX

• 乗り換えで最大75,000円キャッシュバック
• 月額4,807円(税込)のお得な定額プラン
• 分割払いで端末代金が実質0円

GMOとくとくBB WiMAXは、高額キャッシュバックが魅力のプロバイダです。

定額の料金プランや端末代金が実質無料になる点はカシモWiMAXと共通していますが、GMOとくとくBB WiMAXでは業界最大級のキャッシュバックがもらえます。

新規申し込みの方は33,000円、他社からの乗り換えで解約金が発生する場合は解約違約金補助としてさらに最大40,000円を受け取れます。

ただし、キャッシュバックはすぐに受け取れるわけではありません。

契約から11ヵ月後に送られてくる案内メールに記載の期限内に指定の手続きを行う必要があります。期間内に手続きを行わなかった場合は、キャッシュバックは受け取れません。

実際に受け取り忘れてしまったという方もいるため、カレンダーツールへの登録やリマインダーの設定をしておくことをおすすめします。

「簡単に受け取れるキャッシュバックがいい」「なるべく早く受け取りたい」という方は、カシモWiMAXでの申し込みも検討してみましょう。

Broad WiMAX

• 乗り換えで最大19,000円還元
• 3年目まで最大41,041円割引
• Webからの申し込みで初期費用割引

Broad WiMAXでは、他社インターネットサービスから乗り換えると最大19,000円(非課税)が還元されるキャンペーンを実施中です。

利用するためには、Webから申し込みを行い、クレジットカード払いにする必要があります。また、指定オプションサービスへの加入も条件です。

なお、オプションサービスは商品到着後にいつでも解約できます。利用条件がいくつかあるので、キャンペーンを活用する場合はしっかりと確認しましょう。

Broad WiMAXは、契約期間縛りなしのプランと、2年契約プランの2種類を提供しています。どちらも3年目まで割引が適用されて、4,000円以下で利用できます。

その他、様々なキャンペーン・特典を実施しているので、キャンペーンを活用してお得に使いたいという方におすすめです。

▼乗り換え先のWiMAXをじっくり検討したいという方は、WiMAXプロバイダの料金やキャンペーンを比較してどこがおすすめかを解説している以下の記事をご一読ください。

WiMAXでさらに通信費を安くする方法

ここまで、WiMAXを乗り換えて安く使う方法について解説しました。

現在、大手キャリアの無制限プランを利用している方は、WiMAXと格安SIMを併用することでトータルの通信費がさらに安くなります。

併用する場合、格安SIMの料金プランは1～3GB程度の小容量がおすすめです。WiMAXはデータ通信用、格安SIMは通話用として運用します。

大手キャリアの無制限プランは7,000円以上かかりますが、WiMAX＋格安SIMは5,000円前後で利用できるため、毎月2,000円ほど節約することが可能です。

通話料金は別途かかりますが、かけ放題オプションを利用しても大手キャリアより安く住むので、固定費を削減したい方におすすめの方法です。

▼WiMAXと格安SIMを併用して通信費を安く抑えたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

WiMAXの乗り換えに関するよくある質問

WiMAXの乗り換えに関する質問をまとめました。

• 今のルーターはそのまま使える？
• 4Gプランから5Gプランに乗り換えるべき？
• 他社回線から乗り換えるべきか判断する基準は？

今のルーターはそのまま使える？

現在使用中のWiFiルーターをそのまま使うためには、SIMのみの契約を行う必要があります。

WiMAXプロバイダでSIMのみの契約を受け付けているのは、UQ WiMAXとBIGLOBE WiMAXの2社です。いずれも、対応機種が限られているため、申し込む際は注意しましょう。

利用できるのは5G対応機種のみなので、非対応の機種を使用している場合は乗り換えと同時に端末も購入する必要があります。もちろん、上記2社以外への乗り換えを検討している場合も端末の購入が必要です。

▼WiMAXでSIMのみ契約をする際の申し込み手順・注意点はこちらの記事で詳しく解説しています。

4Gプランから5Gプランに乗り換えるべき？

WiMAXでは、2021年より5G対応プランを提供しています。「5G」とは第5世代移動通信システムのことで、4Gよりも高速かつ大容量であることが特徴です。

5G対応プラン提供以前にWiMAXを契約した場合は、5Gプランに乗り換えるべきなのでしょうか。

通信速度や料金などを比較した結果、速度にこだわりがある方は乗り換えた方が良いと言えます。

なお、ここでは「WiMAX 2+」を4Gプラン、「WiMAX +5G」を5Gプランとして紹介しています。

通信速度・対応エリアを比較

4Gプランと5Gプランの大きな違いとして、最大通信速度が挙げられます。下り最大速度を見ると、5G対応になったことで光回線並みの速度に進化したことがわかります。

通信速度だけでなく、端末の性能も大幅に向上しています。

料金プランを比較

月額料金に関しては、WiMAXプロバイダによって異なります。5Gになったことで料金が高くなったプロバイダもあれば、料金はそのままというプロバイダもあります。

ここでは、WiMAXプロバイダの中でも有名なUQ WiMAXの料金プランを見ていきましょう。

過去に提供されていたWiMAX 2+対応の4Gプラン「ギガ放題」は、2年自動更新の場合4,268円(税込)でした。しかし、現在申し込み受付中の5Gプラン「WiMAX +5G ギガ放題プラスS」は、通常料金が4,950円(税込)です。

割引が適用されることで、13ヵ月間は4Gプランと同じ価格で使えます。ただし、14ヵ月目以降は通常料金に戻るため、4Gプランから乗り換えると高くなるかもしれません。

他社回線から乗り換えるべきか判断する基準は？

光回線または他社ポケット型WiFi・ホームルーターを使用していて、WiMAXへの乗り換えを検討している方もいるでしょう。本当に乗り換えるべきか迷っている場合は、以下の判断基準を参考にしてください。

なお、光回線の場合は、通信速度の速さや安定性が落ちる可能性があることを覚えておきましょう。とくに、ポケット型WiFiは光回線の半分以下の速度になるため、使い方によっては注意が必要です。

他社ポケット型WiFiの一部では、データ容量に上限があるプランを提供しています。毎月データ容量を使い切ってしまい、通信制限にかかる場合は、無制限で使えるWiMAXへの乗り換えがおすすめです。

ただし、データ容量無制限かつ速度が速いWiMAXは、他社ポケット型WiFiよりもやや料金が高い傾向にあります。通信費の負担が大きくなる可能性があるため、乗り換える際はしっかりと料金を比較しましょう。。

まとめ

WiMAXを2～3年使っていると、月額料金の割引が終了して高く感じるかもしれません。そのような場合は、他のWiMAXプロバイダに乗り換えることをおすすめします。

違約金負担キャンペーンを実施しているWiMAXプロバイダを選ぶとさらにお得です。

ただし、必ずしも安くなるわけではないので、契約中の料金プランと乗り換え先のプランを比較してから申し込みましょう。

また、キャンペーンを活用して乗り換える場合は、適用条件をしっかりと確認してください。支払い方法が指定されていたり、有料オプションへの加入が条件になっていたりするためです。

WiMAXを長期間使っている方は、ぜひこの機会に料金を見直してみてはいかがでしょうか。