※当記事はPRを含みます。
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。
店舗・飲食店にWiFiを導入することで、客層が広がる、スマホ・タブレットでのモバイルオーダーに対応できるなどのメリットがあります。
しかし、店舗・飲食店向けのWiFiを提供する事業者は多数あるため、どれを選べばいいのかわからないという方も多いでしょう。
本記事では、店舗・飲食店向けのおすすめWiFiを紹介します。WiFiの選び方や申し込みから設定までの流れも解説しているので、導入を考えている方はぜひ参考にしてください。
店舗で法人契約できるWiFiの種類
店舗で法人契約できるWiFiには、主に以下の3種類があります。
- 光回線:光ファイバーを利用する固定回線
- ホームルーター:コンセントに挿すだけで利用できる無線タイプのルーター
- ポケット型WiFi:持ち運びできる無線タイプのルーター
光回線は、回線を引き込むための工事が必要で導入に手間と時間がかかりますが、高速かつ安定した通信が可能です。データ容量は完全無制限で、通信制限の心配はありません。
ホームルーターとポケット型WiFiは、どちらも無線タイプのWiFiルーターなので、工事不要で届いたその日から利用できます。
ホームルーターは大人数向けで同時に30台〜120台の端末が接続可能です。どのサービスもデータ容量は実質無制限に利用できます。
一方、ポケット型WiFiは小型のため同時に接続できるのは10台〜30台程度と少人数向けです。データ容量は低容量から実質無制限まで必要な容量を選べます。
完全無制限は、データ容量に一切の制限がないことです。光回線は基本的に大容量通信を長時間行っても制限されることがありません。
実質無制限は、月間のデータ容量に上限がないことです。回線が混雑している時やデータを使いすぎると速度が制限されることがあります。
回線工事をしていない店舗の場合
回線工事をしていない店舗の場合は、光回線を利用するには工事が必要になることがあります。
すでに光回線に対応していて、無派遣工事のみであれば工事不要ですぐに導入できますが、未対応の場合は回線工事が必要です。
光回線の工事が完了するまでの期間は1~2カ月程度ですが、新生活シーズンなどの繁忙期はさらに長くなることもあります。
すぐにWiFi環境が必要な場合や回線工事ができない物件の場合は、工事不要で利用できる無線タイプのホームルーターがおすすめです。
回線工事済みの店舗の場合
居抜きの物件で回線工事済みの場合は光回線をはじめ、工事不要WiFiのホームルーターやポケット型WiFiが契約できます。
光回線を利用する場合は、対応している光回線で契約すれば回線工事は不要です。
NTT施設内で開通させる無派遣工事で済むため、費用が安く期間も2週間前後で開通します。
工事不要で即日利用できるホームルーターやモバイルルーターも契約できるため、用途に合った種類のWiFiを選びましょう。
店舗・飲食店向けWiFiを導入するメリット
店舗・飲食店にWiFiを導入すると、様々なメリットがあります。導入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
(1)客層が広がる
店舗・飲食店にWiFiを導入することで、ただ食事をする人だけでなく、WiFiを使って作業をしたいビジネスマンなど幅広い客層を取り込めます。
また、自由に使えるWiFiがあることで、外国人観光客にも喜ばれます。訪日旅行情報サイト「GOOD LUCK TRIP」が調査した内容(※)によると、訪日中に困ったことの第1位が「WiFi環境」でした。
旅行時には観光先の情報をWebサイトで調べたり、翻訳ツールを使用したりするでしょう。その際にWiFi環境が整っていると便利です。
もちろん旅行客以外も、料理や飲み物が提供されるまでの待ち時間を快適に過ごせるなどのメリットがあります。
WiFiの有無を基準にお店を選ぶという方も少なくないので、WiFiの導入は客層を広げる手段として有効です。
- ※訪日外国人向け多言語旅行情報サイト「GOOD LUCK TRIP」による「訪日中に困ったこと」インターネット調査
調査期間:2023年5月9日~2023年5月19日
調査対象:海外に住む10代~60代の男女891人
(2)スマホ・タブレットでのオーダーに対応できる
最近、タブレット端末やスマホからモバイルオーダーできる店舗が増えています。モバイルオーダーは、人件費の削減やオーダーミスなどが大きなメリットです。
モバイルオーダーを行う場合はWiFi環境が必須なので、店舗・飲食店向けWiFiの導入がおすすめです。
QRコードを読み取ってお客様のスマホからオーダーする場合、通信制限がかかっていると読み込みが遅くなることがあります。フリーWiFiがあることで誰でも快適に接続できるので、クレーム対策に繋がります。
また、スマホ決済用の端末などもWiFi環境があれば対応可能です。
(3)単価が上がる
店舗・飲食店でWiFiを使用できると、お客様の滞在時間が長くなるため一人あたりの単価が上がります。
長時間滞在すると、最初のオーダーだけでなく追加オーダーする可能性が高くなるためです。
一方で回転率が落ちるというデメリットもありますが、店舗・飲食店の種類によっては単価を上げるための方法として有効といえます。
店舗・飲食店向けおすすめWiFi 3選
店舗・飲食店にWiFiを導入するなら、ホームルーターがおすすめです。
速度が速く同時接続台数が増えても通信が安定する光回線も適していますが、導入までに時間がかかることや、引っ越し手続きが面倒など、いくつかデメリットがあります。
ホームルーターは、端末が到着したらすぐに使い始められますし、比較的通信も安定しています。ここでは、おすすめのホームルーター3社をピックアップしました。
サービス名 | 月額料金 (税込) |
端末代金 (税込) |
平均通信速度(※) | 人口カバー率 | キャッシュバック | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
(WiMAX) |
初月:1,408円 翌月以降:4,818円 |
実質無料 (27,720円) | 上り:25.0Mbps 下り:178.18Mbps Ping値:44.94ms |
99%以上 |
– | 詳細 |
4,950円 | 実質無料 (71,280円) |
上り:20.14Mbps 下り:176.65Mbps Ping値:47.26ms |
99%以上 | WEB申し込みで 15,000pt還元 |
詳細 |
|
4,840円 | 41,580円 | 上り:37.82Mbps 下り:100.95Mbps Ping値:50.59ms |
98%以上 | – | 詳細 |
カシモWiMAX|料金と速度のバランス◎
- シンプルなプランで費用の管理がしやすい
- 36回払いで端末代金が実質無料
- 1台から請求書払いが可能
- 最短即日発送!申し込みの次の日から使える
カシモWiMAXは、弊社の関連会社MEモバイルが運営するWiMAXプロバイダです。au 5G・au 4G LTE・WiMAX2+の3回線に接続可能で幅広いエリアで利用できます。
月額料金は4,818円(税込)で、端末代金は27,720円(税込)です。なお、端末代金は36回払いにすると毎月の支払い分が割引されて実質無料になります。
カシモWiMAXは、1台から請求書払いに対応しており、請求書は月末締めで翌月の1週目にはメールでデータが届くので、指定の口座に振り込んでください。
口座振替には対応していない点や手数料として330円(税込)/月がかかる点には注意しましょう。
カシモWiMAXは即日発送に対応しており、最短で申し込み日の翌日から利用できます。まずは公式サイトから見積もりを取ってみてください。
(税込) | カシモWiMAX |
---|---|
契約初月 | 1,408円 |
契約翌月〜 | 4,818円 |
端末分割代金(36回) | 770円/月 |
端末分割払い サポート(36回) |
-770円/月 |
月額料金 | 4,818円 |
カシモWiMAXの端末スペック
カシモWiMAXで取り扱っているホームルーターは「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」です。
最大通信速度は4.2Gbpsの高性能端末で、同時接続台数はWiFi32台、有線LAN2台の最大34台までです。LANケーブルは同梱されているため、届いたその日から有線接続できます。
通信方式は超高速・大容量通信に加えて超低遅延、多接続を実現する「5G SA」に対応しており、複数端末を同時に繋いでも快適です。
5G SAは、5G専用の技術と設備で構成された5Gサービスです。
従来の5G NSAでは、4G向けの設備を活用して5G通信を行なっていましたが、5G SAでは5G専用の設備を活用します。
なお、WiMAXは登録住所以外でも利用できます。他のホームルーターは登録住所以外で利用できないため、イベント時など出店先で使いたい場合は、カシモWiMAXを選びましょう。
ドコモ home 5G|スマホとセットで割引
- スマホとセットで社員のスマホ料金から割引
- dポイントがもらえるキャンペーン実施中
ドコモが提供するhome 5Gは、ドコモならではの安定した高速通信が魅力です。
「ビジネス通話割引」グループ内でhome 5Gとスマホをセットで契約すると、各回線の月額料金から毎月最大1,100円(税込)が割引されます。
ビジネス通話割引とは、法人向けの割引サービスのこと。適用されると、1,000回線まで定額料が無料になります。
ビジネス通話割引を利用するためには、法人名義で回線ごとに申し込む必要があります。その他いくつか適用条件があるため、事前に公式サイトで確認しましょう。
ドコモ home 5Gでは、dポイントがもらえるお得な特典を多数実施中!法人契約でも利用できるキャンペーンもあります。
(税込) | ドコモ home 5G |
---|---|
契約初月 | 日割り |
月額料金 | 4,950円 |
端末分割代金(36回) | 1,980円/月 |
端末分割払い サポート(36回) |
-1,980円/月 |
ドコモ home 5Gの端末スペック
ドコモ home 5Gで取り扱っているホームルーターは「HR02」です。
「HR02」は、高速で混雑に強いWi-Fi 6や離れた場所にも電波が届くWi-Fi EasyMesh™に対応しています。
複数のアクセスポイント(ルーターや中継器など)が相互に接続することで、網目上にネットワークを構築する技術です。
Wi-Fi EasyMesh™に対応したルーター機器を利用することで、広い範囲でWi-Fi接続が可能になります。
最大通信速度はカシモWiMAXと同じ4.2Gbpsで、高速通信に対応した高スペックルーターです。
同時接続台数はWiFi64台、有線LAN2台の最大66台までで、試供品としてLANケーブルが同梱されています。
ドコモ回線を使いたい・広範囲で使えるホームルーターを導入したいという場合は、「ドコモ home 5G」を検討してみてください。
Rakuten Turbo|同時接続台数が多い
- 同時接続台数が圧倒的に多い
- 接続範囲が最大200mで広範囲で使える
Rakuten Turboは屋内でも途切れず使える「楽天 5G Sub6エリア」と人口カバー率98%の「楽天 4G LTEエリア」で利用できます。
「Rakuten Turbo 5G」の同時接続台数は約128台までで、接続範囲は最大200mの広範囲でつながります。使える範囲が広く同時に接続できる台数が多いため、大規模店舗での利用にぴったりです。
POSレジなどの端末専用回線として利用したり、お客様用や休憩スペースのWiFiとして利用するのもよいでしょう。
申し込む際は、法人サイトの問い合わせフォームから情報を入力して送信してください。その後、Rakuten Turbo担当者から折り返し連絡が来ます。
(税込) | Rakuten Turbo |
---|---|
契約初月 | 日割り |
月額料金 | 4.840円 |
端末分割代金 | 41,580円 |
Rakuten Turboの端末スペック
楽天モバイルで取り扱っているホームルーターは「Rakuten Turbo 5G」です。
Rakuten Turboは5Gをフルに活かす次世代規格「Wi-Fi 6」により、複数の機器が同時に接続している状態でも快適な通信が可能です。
2019年にリリースされたWiFiの第6世代規格です。高速通信・混雑に強い・省電力などの特長があります。
最大通信速度は2.1Gbpsで、これまで紹介したホームルーターと比較すると半分の速度です。しかし、速度面では他社に劣りますが、他社よりも優れている部分もあります。
同時接続台数は30〜60台程度のものが多いですが、Rakuten Turboなら最大128台まで接続可能です。無線LAN規格は広範囲で使える「IEEE 802.11ax」で、最大200mまでWiFiを使えます。
広い店舗や大人数で使えるホームルーターを導入したい場合は、Rakuten Turboを検討してみてください。
▼店舗外のイベントでもWiFiを使いたいという方は、法人契約できるポケット型WiFiを紹介しているこちらの記事を参考にしてください。
法人契約に対応しているポケットWiFiの料金・サービス内容比較をご紹介!法人契約におけるプロバイダの選び方や、利用開始までの手続方法もピックアップしています。契約台数・支払い方法・予算など条件に適したポケットWiFiを導入しましょう。
店舗・飲食店向けWiFiを選ぶポイント
店舗・飲食店向けWiFiは複数あるため、何を基準に選べばいいのかわからないという方も多いでしょう。
ここでは、店舗・飲食店向けWiFiを決めるときに比較すべきポイントをいくつか紹介します。とくに重視したいポイントをメインに比較することをおすすめします。
導入・運用の総額費用
店舗・飲食店向けWiFiを導入する際は、料金プランだけを見るのではなく、導入時にかかる手数料・端末代金や利用期間中にかかる月額料金の総額を確認しましょう。
月額料金だけを比較するとA社が安いけど、端末代金を含めると割引特典が適用されるB社の方が安かったということが起こり得るためです。
また、利用期間によってお得度が変わることもあります。月額料金割引を実施しているサービスの場合、長期間利用すると割引が終了して料金が高くなります。
そのため、料金プランの比較ではなく、利用期間分の月額料金を算出してから比較しましょう。
実際の通信速度
各社公式サイトは、「下り◯Gbps」「上り◯Mbps」などの通信速度が記載されています。これは最大通信速度のことで、通信環境として好条件が揃ったときに出る速度です。
電波を発する基地局から店舗までは距離がありますし、建物など様々な障害物があります。そのため、最大通信速度が出ることはほとんどありません。
実際に出る速度は、最大通信速度の2~3割程度と言われています。通信環境によっては2割も出ないことがあります。
通信速度が速いWiFiを導入したいと考えている場合、最大通信速度ではなく、実際の通信速度で比較するようにしましょう。
実際の通信速度は、WiFi利用者が計測した速度を投稿しているみんなのネット回線速度などのサイトで確認できます。
最大同時接続台数
WiFiは、同時に接続できる最大台数が決められています。最大同時接続台数はルーターによって異なりますが、ホームルーターの場合は30台~120台ほどです。
同時に100台接続することはあまりないと思うので気にする必要はありませんが、なるべく多くのお客様にWiFiを提供したいと考えている方は最大同時接続台数もチェックしておきましょう。
なお、ポケット型WiFiは同時接続台数が5台程度のルーターもあるので、大勢での使用を考えている方は注意が必要です。
接続方法の簡単さ
店舗・飲食店のWiFiは、様々な方が利用します。そのため、WiFiの接続方法は簡単でわかりやすいものを選ぶことが重要です。
WiFiの接続はパスワードを入力するケースが一般的ですが、中にはQRコードを読み取るだけで簡単に接続できるものもあります。
QRコードを作成できない場合は、パスワードの文字列を簡単なものにするなどの対策を行いましょう。
セキュリティオプション
フリーWiFiを提供する上で心配なポイントとして、セキュリティ対策が挙げられます。
多くのWiFiルーターはデフォルトでセキュリティ対策が施されていますが、不特定多数の方が使うため初期装備だけでは不安という方もいるでしょう。
WiFiサービス各社では、独自のセキュリティオプションを提供しています。月額料金は、月500円~1,000円ほどです。WiFiを安心して使いたい方は、万が一に備えて加入しておきましょう。
ゲストWiFi設定の有無
ゲストWiFiとは、メインのネットワークの他に設定できるゲスト用のネットワークのことです。メインのネットワークと分けることで、不正アクセスや情報漏洩などを防げます。
様々なリスクを回避するためにも、ゲストWiFiを設定できるサービスを選ぶことをおすすめします。
ゲストWiFiの設定方法については記事後半で解説しています。
店舗・飲食店向けWiFiを導入するデメリット・注意点
店舗・飲食店向けWiFiには様々なメリットがある一方で、いくつかデメリット・注意点もあります。
導入後に後悔しないよう、事前に確認しておきましょう。
(1)費用がかかる
WiFiを導入する際は、月額料金だけでなく契約事務手数料・端末代金・開通工事費など様々な費用が発生します。月額料金に関しては、毎月支払う必要があります。
WiFiを2年間使用する場合のトータルの費用は10万円~15万円ほどです。契約事務手数料・端末代金・開通工事が無料になるキャンペーンや特典を利用すれば、費用を抑えられます。
費用はかかりますが、顧客満足度や集客率がアップすることを踏まえると、無駄な投資ではないと考えられます。
(2)長時間滞在が増えて回転率が落ちる
2つ目のデメリットとして、WiFiを使える環境ということで、居心地が良くなり長時間滞在する方が増える点が挙げられます。
長時間の滞在により何度か注文をして単価が上がることはメリットですが、回転率が落ちると機会損失にも繋がります。
長時間滞在を避けたい場合は、ゲストWiFiの使用時間を制限するか、店舗内に注意書きをするなどの対策を行いましょう。
店舗・飲食店向けWiFiの導入事例
店舗・飲食店向けWiFiを実際に導入した企業の事例を紹介します。ここでは、弊社の関連会社MEモバイルが運営するカシモWiMAXの導入事例からいくつかピックアップしました。
業種:製造業
規模:5名
規模:5名
用途:店舗や拠点などでの固定利用、イベント出店時の会計用
イベントで店外出店するときの会計にエアレジを使っているため、WiFiを持ち歩けるのがとても便利。
業種:学校・学童の運営
規模:50~100名
規模:50~100名
用途:店舗や拠点などでの固定利用
以前カスタマーに問い合わせしたときの対応が、わかりやすくて丁寧だった。通信速度も十分満足です。
業種:流通/小売業
規模:300~1,000名
規模:300~1,000名
用途:リモートワーク・テレワーク
シンプルでわかりやすいプランが良い。不便さを感じていない。
カシモWiMAXは、製造業や学童の運営など、様々な職種の方に利用されています。
ポケット型WiFiは持ち運びができるので、イベント出店時などスマホ決済端末を使う際におすすめです。また、営業職の方は、営業先や移動中にパソコンを使う際に役立ちます。
WiFiをオフィスや会議室で使う場合は、ホームルーターを検討しましょう。ただし、WiMAX以外のホームルーターは、登録住所以外では使えないので注意してください。
▼オフィス・事務所にWiFiを導入したいと考えている方は、こちらの記事を参考にしてください。
オフィス・事務所にWiFiを導入すると、来客者にWiFiを提供できる、フリーアドレス制に変更できるなど様々なメリットがあります。本記事では、オフィス・事務所におすすめのホームルーター・ポケット型WiFi・光回線を紹介しています。WiFiの選び方もまとめているので、オフィス・事務所にWiFiを導入するか考えている方はぜひ参考にしてください。
店舗・飲食店にWiFiを導入する流れ
店舗・飲食店にWiFiを導入する流れを解説します。ここでは、弊社の関連会社MEモバイルが運営するカシモWiMAXを例に申し込み手順を見ていきましょう。
手順1|店舗・飲食店向けWiFiの見積もりを取る
店舗・飲食店向けWiFiの多くは、公式サイトから金額の見積もりを取ることが可能です。カシモWiMAXの場合は、以下の項目を入力すると見積書が作成されます。
- 希望台数
- 端末代金の支払いプラン
(分割/一括) - 支払い方法
(クレジットカード/請求書) - 会社名
- メールアドレス
- 電話番号
作成した見積書はPDFでダウンロードできるため、印刷して紙面で他社の料金と比較することも可能です。
見積もり以外で事前に相談したいことがある場合は、ページ下部にある「お見積・ご相談フォーム」から問い合わせてください。
その際、見積もり時の内容に加えて、希望機種の選択・ご相談内容の記入が必須となります。
手順2|店舗・飲食店向けWiFiを申し込む
見積もり内容に問題がなければ、申し込み手続きに進みましょう。
複数台契約する場合や、請求書支払いを希望する場合は「法人のお客さま」の画面から申し込みしてください。申し込みの流れは、以下の通りです。
- 「今スグお申し込み」ボタンをクリックする
- 「法人のお客さま」をクリックする
- 契約台数を入力する
- プラン・機種・カラー・端末代金の支払いプラン・アクセサリの有無・端末補償・オプションサービスを選択する
- 請求書支払いオプションを希望する場合は「加入する」を選択する
- 契約者情報を入力する
- 利用規約・重要事項説明を確認し、同意にチェックを入れる
- 契約内容を確認する
- 支払い情報を入力する
- 内容を確認し、申し込み完了
申し込み手続きは、10分ほどで完了します。事前に支払い情報を控えておくとスムーズです。
手順3|WiFiの初期設定を行う
カシモWiMAXは、申し込み後最短翌日に端末が到着します。
なお、発送先や申し込み時の状況によっては日数がかかることもあるため、希望日がある場合は事前に問い合わせてください。
端末が到着したら、初期設定を行います。ポケット型WiFi(Speed Wi-Fi 5G X12)とホームルーター(Speed Wi-Fi 5G L13)に分けて手順を解説します。
Speed Wi-Fi 5G X12の設定手順
- 「au」と書かれた台紙からSIMカードを取り外す
- SIMカードをルーターにカチッと音がなるまで差し込む
- 本体に3つ並んでいるボタンの真ん中を長押しして電源をつける
- 画面に「NEC」と表示されるまで長押しし、本体が再起動するのを待つ
- 初回設定を行う
(言語選択・ご利用にあたってのお願い・ボタン操作ガイド・設定ウィザード) - SSID・パスワードが表示されたら、スマホやパソコンなどの端末で接続設定を行う
本体にSIMカードを差し込むとき、SIMカードの向きに注意してください。また、SIMカードの金属面はなるべく触れないようにしましょう。
Speed Wi-Fi 5G X12の設定手順は、こちらの動画でも詳しく解説しています。
Speed Wi-Fi 5G L13の設定手順
- 「au」と書かれた台紙からSIMカードを取り外す
- SIMカードをルーターにカチッと音がなるまで差し込む
- ACアダプタを接続して電源を入れる
- 底面のSSID・パスワードを確認し、スマホやパソコンなどの端末で接続設定を行う
Speed Wi-Fi 5G L13は、SIMカードを差し込んで電源をオンにするだけで設定が完了します。
接続時に必要なSSIDとパスワードは、本体の底面に記載されています。QRコードを読み取って接続することも可能です。
Speed Wi-Fi 5G L13の設定手順は、こちらの動画でも詳しく解説しています。
手順4|WiFiの設置場所を決める
店舗・飲食店向けWiFiの初期設定が完了したら、ルーターの設置場所を決めましょう。
WiFiの電波は360°に広がる性質のため、店舗の中心に設置することをおすすめします。ただし、電波は壁や床などの障害物に弱いため、遮るものがない場所を選びましょう。
また、電子レンジなどの家電製品と電波干渉を起こすこともあります。これらを踏まえて、店舗・飲食店の中で最適な場所を見つけてください。
手順5|ゲストWiFiを設定する
一部WiFiでは、メインのネットワークとは別にゲスト用のWiFiを設定することが可能です。初期設定まで完了したら、必要に応じてお客様用のゲストWiFiを設定しましょう。
カシモWiMAXでゲストWiFiを設定する場合は、以下の手順を参考にしてください。
① http://192.168.0.1にアクセスする
② 管理者パスワードを入力してログインする
③ 「ゲストSSID設定」をタップする
④ 有効時間・SSID・暗号化モード・パスワードを設定する
⑤ 本体の▲ボタンまたは▼ボタンを押す
⑥ 「Wi-Fi/LAN」を選択する
⑦ 「その他」を選択する
⑧ 「ゲストSSID」を選択する
① http://speedwifi-home.5gまたはhttp://192.168.0.1にアクセスする
② 「WiFi設定」画面で「ゲストSSID」を選択する
③ ゲストSSIDで「有効」を選択し、「適用」をクリックする
④ ネットワーク名・認証方式・パスワード・アクセス時間制限を設定する
⑤ 「適用」をクリックして完了
パスワードは、わかりやすく簡単に入力できる文字列にすることをおすすめします。
購入したお店用のホームルーターが遅い・繋がらない時の対処法
購入したお店用のホームルーターが遅い・繋がらない時には、以下の対処法を試してみてください。
一時的に不具合が発生しているだけであれば、簡単なトラブルシューティングで改善するケースが多いです。
- WiFiルーターを再起動する
- WiFiルーターの設置場所を変える
- ファームウェアを更新する
- デバイスの接続確認する
- 周波数帯を変更する
- WiFiルーターを交換する
多くのトラブルは、再起動や設置場所を変えるだけで改善します。それでも遅い・繋がらない場合は、端末の設定を確認してみましょう。
なお、WiFi本体が故障している場合はトラブルシューティングでは改善しないため、交換が必要です。
店舗の環境によっては、そもそも店内に電波が入らないというケースもあります。この場合は、契約を解除するしかありません。
初期契約解除制度があるサービスがおすすめ
多くのWiFiサービスでは、サービス契約後一定の期間内であれば、理由を問わず契約を解除できる「初期契約解除」制度があります。
この制度によりサービスに満足できなかった場合でも、ペナルティや違約金を支払うことなく契約を解除することが可能です。
通常は契約から8日以内に契約解除の申請を行う必要があります。詳しい条件や手続きはサービスによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
WiFi選びを失敗したくない方は、「初期契約解除」があるサービスがおすすめです。
店舗・飲食店向けWiFiに関するよくある質問
最後に、店舗・飲食店向けWiFiに関するよくある質問に回答します。
無料で導入できる店舗・飲食店向けWiFiはある?
月額料金はかかりますが、端末代金や開通工事費、契約事務手数料が無料になるWiFiはあります。
契約する前に、各社が実施しているキャンペーン情報をチェックしましょう。
なお、キャンペーンを利用する際は、適用条件をしっかり確認してください。
店舗・飲食店向けWiFiは複数台で接続しても遅くならない?
結論、接続台数が多くなればなるほど速度が遅くなる可能性があります。
WiFiには、最大接続台数が決められています。理論上、最大数までは同時に接続できてWiFiを使えるということになりますが、実際は接続台数の増加に伴って通信が不安定になることが多いです。
ホームルーターの場合、数十台同時に接続すると速度が低下する可能性があると考えてください。
店舗・飲食店向けWiFiまとめ
店舗・飲食店にWiFiを導入するなら、開通工事なしで利用できるホームルーターがおすすめです。
弊社の関連会社MEモバイルが運営するカシモWiMAXなら、最短で申し込みの翌日に届くので、すぐに使い始めたいという方にぴったりです。
店舗・飲食店にWiFiを導入することで、客層が広がったりモバイルオーダーに対応できたりと様々なメリットがあります。
その一方で、導入・運用に費用がかかるというデメリットもある点には注意が必要です。
しかし、長い目で見ると顧客満足度の向上や客単価のアップにも繋がるので、ぜひこの機会に導入を検討してみてください。