WiMAXは高層マンション・ビルでも使える?高層階で検証してみた

※当記事はPRを含みます。
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。

WiMAXは基地局から電波を受信して接続する仕組みなので、地上から距離のある高層マンションや高層ビルでは繋がりにくいのではないか、と不安に感じている方もいるでしょう。

実際に高層ビルでWiMAXを利用してみたところ、低層階と変わらず快適に使えることがわかりました。

本記事では、通信速度や詳しい検証内容をまとめているので、高層マンション・ビルでWiMAXの利用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

【結論】WiMAXは高層マンション・ビルでも使える

高層マンション

結論、WiMAXは高層マンション・ビルでも問題なく使えます。実際に、千葉県浦安市にある高層ビルで使用しましたが、速度も安定しており快適に使えました。

Speed Wi-Fi HOME 5G L13を使って、ビル3階とビル18階の窓際で計測したWiMAXの速度を比較しました。

下り速度上り速度
ビル3階87Mbps4.1Mbps
ビル18階62.9Mbps16.3Mbps

下り速度はビル3階のほうがやや速いですが、上り速度はビル18階の方が速いという結果になりました。高層マンション・ビルだからといって、速度が遅くなることはありません

高層マンション・ビルでWiMAXが繋がるかを検証

高層マンションや高層ビルでもWiMAXは繋がるのか、ホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を実際に使用して検証してみました。

  • 検証場所:千葉県浦安市 ビル18階
  • 検証内容:
    (1)置き場所別の通信速度
    (2)Zoomでのオンラインミーティングに参加

置き場所別の通信速度

WiMAXに限らず、WiFiルーターは部屋の中の置き場所によって速度が変わります。今回は、窓際・部屋の中央・床に直置き・テレビ横・水回りの5箇所で速度を検証しました。

場所下り速度上り速度
窓際62.9Mbps16.3Mbps
部屋中央35.5Mbps17.4Mbps
29.6Mbps16.2Mbps
テレビ横37.8Mbps15.1Mbps
水回り31.2Mbps26.3Mbps

ビルの18階で速度を計測したところ、どこに置いても下り30Mbps前後、上り15Mbps前後は出ることがわかりました。

動画視聴を行う場合、下り10~30Mbps程度出ていれば十分と言われているので、日常生活で使う分には快適な速度と言えます。

WiMAXは、各地に設置されている基地局から電波を受信して接続する仕組みです。そのため、電波を受け取りやすい窓際に設置するとより効果を発揮します。

また、電波は360°に飛ばす性質を持つため、ルーターのまわりに遮るものなく、かつ窓際に近い場所に置くことをおすすめします。なお、ルーターは精密機器なので、直射日光が当たらないようにしましょう。

WiMAXの速度は、オンラインゲームをプレイしたいという方にはやや物足りないかもしれません。オンラインゲームは、内容によって下り70~100Mbps程度の速度が必要になります。

頻繁にオンラインゲームをプレイするという方は、通信速度が速いゲーム向きのWiFiを検討しましょう。

動画視聴・Zoomでのミーティングも快適

高層階でWiMAXに接続して、YouTubeでの動画視聴、Zoomでのオンラインミーティングを行いました。

▼検証の様子

検証の様子

動画はスムーズに読み込み、止まることなく最後まで視聴できました。TikTokやInstagramのリールなども、問題なく視聴できます。

また、Zoomのオンラインミーティングもラグの発生などはありませんでした。ストレスなく快適にミーティングに参加できます。

WiMAXが高層マンション・ビルで繋がらないと言われる理由

ここまで、WiMAXは高層マンション・ビルでも問題なく使えると説明しました。しかし、高層マンション・ビルではWiMAXが繋がらないという声もあるようです。

なぜ、地上から距離があるとWiMAXが繋がらなくなってしまうのでしょうか。ここでは、考えられる3つの理由を解説します。

(1)障害物の影響を受けるから

WiMAXは直進性が高い電波を使用しているため、遠くまで届きやすいというメリットがあります。しかし、一方でコンクリートや鉄骨などの障害物に弱い点がデメリットです。

高層階になればなるほど電波を遮るコンクリートや鉄骨が多くなるため、WiMAXが繋がらないという現象が起きやすくなります。

また、電波の繋がりやすさは使用する周波数帯によっても変わります。周波数帯が低い方が繋がりやすくなりますが、WiMAXの周波数帯は他のWiFiに比べるとやや高めです。

なお、WiMAXでは低周波数帯に切り替えられる「プラスエリアモード」というオプションを提供しています。高層マンション・ビルで繋がりにくいと感じる場合は、プラスエリアモードをオンにすると繋がるようになるかもしれません。

プラスエリアモードの料金は月額1,100円(税込)。auまたはUQモバイルのセット割引を利用している場合は無料で利用できます。

(2)家電と電波干渉するから

WiMAXの通常モードで使える電波は、2.4GHzと5GHzの2種類です。比較的障害物に強く電波が届きやすい2.4GHzは、多くの家電製品で使われています。

そのため、部屋の中で同じ周波数帯を使っている家電製品がある場合は、電波干渉が起きる可能性があります。

テレビ電子レンジIHクッキングヒーターBluetooth機器などは電波干渉が起きやすいワン

家電との電波干渉が原因で繋がらない場合は、周波数帯を5GHzに切り替えることで解決するかもしれません。

(3)基地局から距離が離れているから

WiMAXは、各地に設置されている基地局から電波を受信して接続します。

基本的には近くの基地局から受信しますが、高層マンション・ビルの場合は遠方の基地局に繋がる可能性があります。基地局から距離が離れていると、電波が弱く繋がりにくいと感じるかもしれません。

また、WiMAXのルーターから基地局へ電波が届かず、メールやLINEを送れなかったり、動画や写真をアップロードできなかったりします。

自宅でWiMAXを使えるか確認する方法

自宅でWiMAXを使えるかどうか確認するためには、エリア検索を行います。

引用:UQ WiMAX

上のマップを使って、エリア検索をしてみましょう。手順は、以下の通りです。

  1. 「ここで検索」をタップする
  2. 「キーワード/郵便番号で探す」に近くの建物名や自宅の郵便番号を入力する
    または、自宅にいる場合は現在位置から探すをタップする
  3. 自宅が対応エリア内か確認する

赤色とオレンジ色のエリアは5G通信に対応しています。黄色のエリアは4G通信のみ利用可能です。色がついていない場合はエリア外となるので、WiMAXを利用できません。

WiMAXは人口カバー率99%を超えるサービスなので、多くのエリアで利用できます。ただし、山間部や離島など、一部エリアでは利用できないので、申し込む前に必ず対応エリア内かどうかを確認してください。

WiMAXは本契約の前にお試しできる?

「WiMAXの対応エリア内だけど本当に繋がるのか心配」という方や、「満足できる通信速度か事前に確かめたい」という方もいるでしょう。

WiMAXは、契約前にお試し利用が可能です。契約後に繋がらなかった場合は、「初期契約解除」を利用すると解約金や端末代金なしで契約をキャンセルできます。

ここでは、お試しサービスと初期契約解除について詳しく解説します。

Try WiMAXで15日間お試しする

WiMAXをお試しできるサービスとして、「Try WiMAX」があります。Try WiMAXは、UQ WiMAXの公式サイトから申し込むことが可能です。

Try WiMAXでお試しできる期間は15日間。端末は、ホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」と、モバイルルーターの「Speed Wi-Fi 5G X12」「Galaxy 5G mobile Wi-Fi」から選べます。

料金は完全無料で、受取時および返却時の送料はUQ WiMAXが負担してくれます。もちろん、端末代金もかかりません。

ただし、端末の未返却や破損は違約金が発生するので、大切に使用しましょう。本契約する場合でも、一度端末を返却する必要があります。

また、お試し期間は端末の発送日・到着日を含みます。返却日をしっかり確認し、必ず期間内に端末が到着するように返送してください。

Try WiMAXを利用する際の手順や注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。Try WiMAXを申し込む際は、ぜひご一読ください。

万が一繋がらなかったら初期契約解除が可能

ほとんどのWiMAXプロバイダでは、「初期契約解除」を取り入れています。初期契約解除とは、端末が到着してから8日以内に解約の申請を行うと、契約をキャンセルできる制度です。

高層マンションや高層ビルでWiMAXが繋がらなかった場合や、思っていたほど速度が速くなかったという場合は、初期契約解除を利用できます。繋がるかどうか不安に感じている方でも安心です。

ただし、初期契約解除を利用してキャンセルする場合、端末の到着から8日以内に指定された住所に商品一式と初期契約解除用紙を返送する必要があります。

また、初期契約解除が適用されると、月額料金・端末代金・オプション料金は請求されませんが、契約事務手数料3,300円(税込)は発生します。

端末が破損していたり、同梱物を紛失していたりと、返却物に不備がある場合は、端末代金27,720円(税込)が請求されることがあるので注意しましょう。

高層マンション・ビルで使えるおすすめのWiMAXプロバイダ

WiMAXを提供する事業者のことを「WiMAXプロバイダ」と呼びます。WiMAXプロバイダは20社以上あり、それぞれ料金やキャンペーンが異なります

なお、使用する回線が同じなので、通信品質や速度には差がありません。また、使用するルーターも同じです。

編集部内で料金やキャンペーンを比較し、自信を持っておすすめできる3社をピックアップしました。どのプロバイダにするか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

WiMAX
プロバイダ
実質月額料金
(税込)
月額料金
(税込)
端末代金
(税込)
キャッシュバック公式サイト
4,446円初月:1,408円
翌月以降:4,818円
27,720円
0円(※)
Amazonギフト券
10,000円分

詳細
3,795円初月:1,375円
翌月以降:4,807円
27,720円
0円(※)
12,000円
詳細
4,279円初月:0円
1~24ヵ月目:3,278円
25ヵ月目以降:4,928円
27,720円11,500円
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(※)36回払いで実質無料

カシモWiMAX

カシモWiMAXのおすすめポイント
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カシモWiMAXは、シンプルでわかりやすい料金プランが魅力のWiMAXプロバイダです。

初月は1,408円(税込)、翌月以降はずっと4,818円(税込)で料金が上がることがありません。契約期間の縛りがなく、違約金がかからない点も嬉しいポイントです。

端末代金は36回の分割払いを選択すると、毎月の支払い分が割引されて実質0円になります。通常、端末代金は27,720円(税込)なので、初期費用や月々の支払いを安く抑えられることがメリットです。

カシモWiMAXは、価格.comのランキングで2年連続総合1位を獲得しており、利用者からも高評価を得ています。サポート体制も整っているので、初めてWiFiサービスを利用する方でも安心です。

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契約初月:1,408円
翌月〜:4,818円
初月の料金1,408円
(日割りなし)
スマホセット割引au:最大1,100円/台
UQモバイル:最大1,100円/台
端末代金実質0円
(770円/月を36ヵ月割引)
事務手数料3,300円
キャッシュバックAmazonギフト券10,000円
3年間の合計料金
ーキャッシュバック
160,038円
実質月額料金4,446円
違約金0円
支払い方法クレジットカード
契約期間の縛りなし
5G対応

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月額料金(税込)カシモWiMAX
初月1,408円
1~36ヵ月目4,818円
機種代金0円
キャッシュバック-10,000円
合計160,038円
実質月額料金4,446円

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ただし、いずれも受け取り手続きを行う必要があります。端末の発送月を含む11ヵ月目に届くメールから、口座情報を登録しないとキャッシュバックを受け取れません。

確実に受け取るためには、カレンダーでリマインドを設定するなどの対策が必要です。キャッシュバックをもらえないとお得度が薄れてしまうので、もらい忘れないように注意しましょう。

(税込)GMOとくとくBB WiMAX
データ容量実質無制限
月額料金契約初月:1,375円
翌月以降:4,807円
初月の料金日割りあり
スマホセット割引au:最大1,100円/台
UQモバイル:最大1,100円/台
端末代金実質0円
(770円/月を36ヵ月割引)
事務手数料3,300円
キャッシュバック12,000円
3年間の料金
ーキャッシュバック
157,620円
実質月額料金4,378円
違約金
支払い方法クレジットカード
契約期間の縛りなし
5G対応

実質月額料金の計算はこちら
月額料金(税込)GMO WiMAX
初月1,375円
1~36ヵ月目4,807円
機種代金0円
キャッシュバック12,00円
合計157,620円
実質月額料金4,378円

BIGLOBE WiMAX

BIGLOBE WiMAXのおすすめポイント
  • 翌月11,500円キャッシュバック
  • 2年目までの月額料金が安い
  • 口座振替を選択できる

BIGLOBE WiMAXは、月額料金が安くなる値引き特典を実施しています。割引額は1,650円(税込)/月で、24ヵ月目まで適用されます。

割引後の料金は3,278円(税込)/月。他のプロバイダは4,000円台/月なので、2年目まではかなり安く利用できることがわかります。

端末代金が実質0円になる特典はありませんが、キャッシュバック特典でお得に契約できるWiMAXプロバイダです。

なお、キャッシュバックの適用には申し込み時にクーポンコードを入力し、2025年3月31日までに利用開始する必要があります。

また、BIGLOBE WiMAXは、クレジットカード払いの他に口座振替も選択可能です。手数料220円(税込)/回はかかりますが、クレジットカードを持っていない方でも契約できます。

(税込)BIGLOBE WiMAX
データ容量実質無制限
月額料金1ヵ月目~24ヵ月目:3,278円
25ヵ月目~:4,928円
初月の料金0円
スマホセット割引au:最大1,100円/台
UQモバイル:最大1,100円/台
端末代金27,720円
事務手数料3,300円
キャッシュバック11,500円
3年間の料金
ーキャッシュバック
154,028円
実質月額料金4,279円
違約金0円
支払い方法クレジットカード
口座振替
契約期間の縛りなし
5G対応

実質月額料金の計算はこちら
月額料金(税込)BIGLOBE WiMAX
初月無料
1ヵ月目~24ヵ月目3,278円
25ヵ月目~36ヵ月目4,928円
機種代金27,720円
キャッシュバック11,500円
合計154,028円
実質月額料金4,279円

▼プロバイダを詳しく比較してから決めたいという方は、比較してわかったおすすめのWiMAXプロバイダを紹介しているこちらの記事を参考にしてください。

WiMAXに関するよくある質問

最後に、高層マンション・ビルで使えるWiMAXに関するよくある質問に回答します。

高層マンション・ビルで繋がりやすくなる設定はある?

「プラスエリアモード」というオプションサービスを利用すると、繋がりやすくなる可能性があります。

プラスエリアモードとは、auのプラチナバンドを使える通信モードのことです。通常のスタンダードモードでは繋がりにくい場所や、圏外になる場所で利用できます。

ただし、プラスエリアモードは月間30GBまでの制限があるので、日常的に使えるオプションサービスではありません。

繋がりやすくするためには、まず窓際など電波を受信しやすい場所にルーターを設置するようにしましょう。

WiMAXよりも光回線の方が繋がりやすい?

WiMAXに比べると、光回線の方が速度が速く通信が安定しています。

光回線を利用する際は、光ファイバーを自宅に引き込みます。WiMAXで使用しているモバイル回線よりも高速でデータの送受信を行うことが可能です。

ただし、光ファイバーを引き込むための開通工事は、申し込みから1~2ヵ月後に実施されます。利用までに時間がかかってしまうことがデメリットです。

そのため、速度重視で利用開始まで1~2ヵ月ほど待てるという方には光回線が適しています。ある程度速く安定したインターネットをすぐに使い始めたいという場合は、WiMAXがおすすめです。

▼こちらの記事では、WiMAXと光回線を詳しく比較しています。速度だけでなく料金や使える環境の違いなども解説しているので、ぜひ参考にしてください。