光回線の開通工事は何をする?内容や開通までの流れ・費用を徹底解説

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光回線を契約すると、自宅に導入するための開通工事が行われます。

初めて光回線を利用する場合は、どんな工事が行われるのか、立ち会いが必要なのか、どれくらい時間がかかるのかなど、疑問がたくさん出てきますよね。

本記事では、光回線の工事内容やかかる費用、実施までの流れなどを詳しく解説しています。光回線の申し込みを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

光回線の工事は何をする?内容を解説

光回線を使うためには工事が必要なことはわかるけど、何をやるのかはイメージわかないという方も多いでしょう。

はじめに、光回線の工事内容を戸建てとマンションに分けて解説します。

戸建ての工事内容

新築の場合や光回線未導入の物件の場合は、以下の手順で開通工事を行います。

  1. 近くの電柱から家の中に光ファイバーケーブルを引き込む
  2. 壁に光コンセントを設置する
  3. ONUやルーターを設置する

ここまでは、すべて工事担当者が行う作業です。スマホやパソコンへの接続や、電話機の設置は利用者が行います。

接続設定の手順はルーターの取扱説明書や、端末を販売している公式サイトなどに記載されています。わからない場合や、自分でできるか不安という方は、光回線各社が提供している設定サポートを利用しましょう

光ファイバーケーブルは、電話回線用の配管やエアコンのダクトなどを利用して自宅に引き込むことが多いです。まれに壁に穴を開けて引き込むこともあります。

工事日までに以下のような準備をしておくと、工事がスムーズに進みます。契約先の光回線からも案内があると思うので、そちらもあわせて確認してください。

工事日までの事前準備

・光コンセントの設置場所を決める
・ONUやルーターの設置場所を決める
・ルーター設置場所付近に電源タップなどを用意する
・接続するパソコンや電話機の設置場所を決める

光コンセントの設置場所は、建物の構造上自分で決められないこともあります。工事日の前に担当者が設置場所の確認を行うことがあるので、希望の場所がある場合はそのときに確認しましょう。

マンションの工事内容

マンションの場合、以下の手順で工事が行われます。

  1. 近くの電柱からマンションの共有スペースに光ファイバーケーブルを引き込む
  2. 共有スペースから部屋まで光ファイバーケーブルを引き込む
  3. 壁に光コンセントを設置する
  4. ONUやルーターを設置する

ここまで完了したら、スマホやパソコンの接続設定を行います。設定は自分で行いますが、不安な場合は各光回線が提供している設定サポートを活用してください。

工事内容
出典:NTT東日本公式ホームページ

工事日までに事前準備をしておくと、工事がスムーズに進みます。契約先の光回線から届く案内とあわせて確認してください。

工事日までの事前準備

・ONUやルーターの設置場所を決める
・ルーター設置場所付近に電源タップなどを用意する
・接続するパソコンや電話機の設置場所を決める

もし部屋の中に光コンセントがある場合は、開通工事が不要です。マンションはすでに光コンセント設置済みのことが多いため、設置状況を管理会社や大家さんに確認しておきましょう。

なお、NTT回線対応の光コンセントが設置されているケースがほとんどで、NURO光やauひかりといった独自回線を利用する場合は、工事が必要になることもあります。

光回線の工事費用はいくら?

光回線の工事費用は、サービスによって異なります。代表的な光回線10社の工事費用は、以下の通りです。

工事費用
(税込)
戸建て マンション
ドコモ光 22,000円 22,000円
auひかり 41,520円 33,000円
ソフトバンク光 31,680円 31,680円
楽天ひかり 22,000円 22,000円
ビッグローブ光 28,600円 28,600円
NURO光 44,000円 44,000円
@nifty光 22,000円 22,000円
GMOとくとくBB光 26,400円 26,400円
DTI光 22,000円 22,000円
IIJmioひかり 28,600円 28,600円

光回線の工事費は、20,000円~40,000円ほどかかることがわかりました。工事費用は初回請求時に一括で支払うこともできますし、分割払いにすることも可能です。

また、一部の光回線では、工事費用が実質無料になる特典を利用できます。各社それぞれ条件があるので、利用する際は公式サイトの特典・キャンペーン情報を確認してください。

光回線の工事日・作業時間の目安

光回線の工事は申し込みからどれくらいで行われるのでしょうか。また、作業時間はどれくらいかかるのでしょうか。

ここでは、光回線の工事日と作業時間の目安を解説します。

工事は申し込みから2週間~2ヵ月後

光回線の開通工事は、申し込みから約2週間~2ヵ月後に実施されます。

申し込むサービスや建物の状況、申し込み時期によって大きく変動するので、工事日を調整する際に確認しましょう。

なお、3~4月の引っ越しシーズンは混み合うため3ヵ月ほどかかることもあります。引っ越し日が決まったら、早めに申し込むことをおすすめします。

工事時間は約1~2時間

光回線の工事にかかる時間は、約1~2時間です。こちらも、申し込むサービスや建物の状況によって変動します。

また、場合によっては2時間以上かかることもあるので、少し長めに見積もっておくことをおすすめします。工事のあとに予定をいれる場合は、注意してください。

光回線の工事は立ち会いが必要?

ここでは、立ち会い工事が必要なケースと不要なケースを見ていきましょう。また、光回線の導入状況を確認する方法も解説します。

立ち会いが必要になるケース

  • 自宅内に光コンセントが設置されていない
  • NTT回線以外の光回線を契約する

自宅内に光コンセントが設置されていない場合は、立ち会い工事が必要です。

マンションの場合、建物の共有スペースには光ファイバケーブルが引き込まれているけど、光コンセントは未設置というケースもあります。その場合も、立ち会い工事がを行います。

また、光コンセントが設置してある場合でも、NTT回線以外の光回線を契約する場合は、立ち会い工事が必要です。NTT回線以外の光回線は、NURO光やauひかりなどの独自回線を使用するサービスのことを指します。

NTT回線とはフレッツ光・光コラボが利用する回線のことだワン

立ち会いが不要になるケース

  • 自宅内に光コンセントが設置されている
  • フレッツ光・光コラボを利用中で、他の光コラボに乗り換える

すでに部屋に光コンセントが設置されている場合は光回線が導入済みということなので、立ち会い工事が不要です。

その場合は、遠隔で契約した光回線の開通工事を行います。なお、立ち会い工事が行われない場合も、2,000円~3,000円ほどの工事費がかかります。

また、現在フレッツ光または光コラボを利用中で、他の光コラボに乗り換える場合も、立ち会い工事なしで開通することが可能です。

光コラボはどれも同じNTT回線を使用しているため、すでに設置してある光コンセントを活用できます。

光回線の導入状況を確認する方法

自宅内に光コンセントが設置してあるのかわからない場合は、建物の管理会社や大家さんに問い合わせてみましょう

または、内見の際に光コンセントがあるか確認することも可能です。アプリやサイトの物件情報にも、光回線の導入状況が記載されていることがあります。

光回線の工事実施までの流れを解説

光回線の工事が実施されるまでの流れを解説します。

  1. 光回線を申し込む
  2. 工事日を調整する
  3. 工事を実施する

1. 光回線を申し込む

契約したい光回線が決まったら、申し込み手続きを行います。

多くの光回線では、Webからの申し込みを受け付けています。24時間好きなタイミングで手続きができますし、Web限定のキャンペーンを実施していることもあるので、Web申し込みがおすすめです。

一部光回線は、家電量販店やキャリアショップなどの店舗でも手続きできます。専門スタッフに直接相談しながら手続きを行いたい方は、店舗申し込みができる光回線を選びましょう。

光回線を申し込む際は、電話番号やメールアドレスなどの契約者情報を入力します。また、Webでの申し込み後に電話がかかってくるパターンが多く、申し込み時に連絡希望時間帯を選択する光回線もあります。

▼契約したい光回線が決まっていない方は、比較してわかったおすすめの光回線を紹介しているこちらの記事を参考にしてください。

2. 工事日を調整する

申し込み後にかかってくる電話で、開通工事日の調整を行います。

工事が可能な枠には限りがあるので、希望通りの日程にならない可能性があります。あらかじめ候補日を複数用意しておくと安心です。

工事日は、後から変更することも可能です。変更方法は、電話またはマイページからの手続きとなるので、各社の公式サイトを確認しましょう。

また、建物の状況や申し込み方法によって、工事日が当日に確定しないこともあります。その場合は、決定後にお知らせが届くので確認してください。

3. 工事を実施する

事前に調整した工事日に開通工事が実施されます。前述の通り、宅内工事と屋外工事の2回に分けられることもあります。

工事はすべて担当者の方が実施するので、自分がやることは特にありません。工事終了後のWiFiルーターの設定などは自分で行うことがあります。

その際に不明点がある場合は、工事担当者の人に聞くか、各社が提供する設定サポートなどを利用してください。

光回線の工事に関する注意事項

光回線の開通工事を行う際には、いくつか注意事項があります。確認せずに工事を進めてしまうとトラブルに繋がる可能性があるので、工事日の調整を行う前に確認しましょう。

  • 賃貸は工事前に大家さんか管理会社に許可を取る
  • 土日祝日は追加料金がかかることがある
  • 工事日を変更すると開通までの期間が長くなる

賃貸は工事前に大家さんか管理会社に許可を取る

賃貸物件で光回線の開通工事を行う場合は、事前に大家さんまたは管理会社に許可を取りましょう

なぜ許可が必要かというと、壁に穴を開けたり建物に傷が付いたりする可能性があるためです。穴を開けることはまれですが、穴あけがないからといって許可なしで工事を行うのはやめましょう。

また、建物の構造上工事ができないというケースや、大家さんの意向で新たな光回線は導入しないというケースもあるようです。

土日祝日は追加料金がかかることがある

多くの光回線では、土日祝日も開通工事を受け付けています。

ただし、土日祝日に開通工事を行う場合、工事費とは別に追加料金が発生することがあります。追加料金は、3,300円ほどです。

また、土日祝日は工事の予約が混雑するため、希望通りの日程にならないことも。開通工事の立ち会いは代理人でも問題ないので、なるべく費用を抑えたい場合や早く利用したい場合は、平日に実施することをおすすめします。

工事日を変更すると開通までの期間が長くなる

工事日は、あとから変更することも可能です。ただし、一度決めた工事日を変更すると、利用開始日がかなり先になってしまう可能性があります。

とくに、3~4月の引っ越しシーズンや土日祝日は混雑するため、工事日を変更したことで開通が1ヵ月後になることもあるかもしれません。

早く開通するためにも、確実に立ち会いが可能な日を選ぶことをおすすめします。どうしても工事日の再調整が必要な場合は、この旨を念頭に置いてください。

光回線の工事に関するよくある質問

最後に、光回線の開通工事に関するよくある質問に回答します。

光コンセントは部屋のどこに設置される?

新築物件の場合は、好きな位置に設置できます。光回線は360°円を描くように電波を飛ばす性質を持っているので、部屋の中心に近い部分に設置することをおすすめします。

設置場所にこだわりがない場合や賃貸物件の場合は、電話回線用の差し込み口やエアコン付近に設置される可能性が高いです。また、工事担当者の方が設置しやすい場所になる可能性もあります。

光回線の工事は壁に穴をあける?

ほとんどの場合、光回線の工事で穴を開けることはありません。穴あけが必要になるケースとして、以下のようなものが挙げられます。

  • 電話回線やエアコンダクトからケーブルを入線できないケース
  • 光キャビネットを設置するケース
  • 光ファイバケーブルを固定するケース

基本的に、穴を開けた場合は撤去時に穴埋め作業が行われます。また、穴あけを行う場合は事前にお知らせされるので安心してください。

光回線の工事で部屋に人が入ってくることはある?

立ち会い工事が必要な場合は、部屋の中に工事担当者が入ります。自宅内で行う工事にかかる時間は、1時間~2時間程度と考えてください。

工事作業を行う可能性が高い場所は、電話回線の差し込み口やエアコンの近くです。この付近に物を置いている場合は、あらかじめ片付けておくと安心です。

立ち会い工事が不要な場合は、工事担当者が入ってくることはありません。

工事費以外の追加費用はある?

光回線の初期費用として、開通工事費の他に契約事務手数料がかかります。料金はサービスによって異なりますが、3,300円ほどです。

また、土日祝日に開通工事を行う場合は追加料金がかかることを覚えておきましょう。こちらも料金は3,300円程度です。

引っ越しするときは撤去工事が必要?

以下のケースは、引っ越し時に光回線の撤去工事を行う必要があります。

  • 大家さん・管理会社から撤去工事依頼を受ける
  • 光回線業者から撤去工事依頼を受ける
  • 入居時の契約書に「退去時には撤去工事を行う」と書かれている

撤去工事は必ず実施しなければいけない工事ではないので、大家さん・管理会社・光回線業者から不要と言われた場合はそのままで大丈夫です。

また、入居前から光回線が導入されていた場合は、基本的に撤去工事は不要です。

ちなみに、撤去工事費用の相場は10,000円~30,000円程度となっています。

光回線の工事ができないと言われたらどうする?

光回線の工事ができない場合は、工事不要で使える「ホームルーター」や「ポケット型WiFi」を選びましょう。

ホームルーターは、コンセントに挿すだけでWiFiに接続できる置き型ルーターのことを指します。光回線よりも速度はやや劣りますが、日常使いとしては十分な速度が出ます。

ポケット型WiFiは、持ち運びができる小型のWiFiルーターのことです。コンセントに挿す必要もなく、手軽に使えることがメリットですが、ホームルーターよりも速度が安定しない点に注意が必要です。

光回線代わりとして工事不要WiFiを導入するならホームルーター自宅でも外出先でもWiFiを使いたいならポケット型WiFiを選びましょう。

▼工事不要WiFiのおすすめサービスは、こちらの記事で紹介しています。

光回線の工事まとめ

  • 光回線の工事が行われるのは2週間~2ヵ月後
  • 光コンセントがある場合は立ち会いが不要
  • 賃貸は工事をする前に大家さんか管理会社に許可を取る

今回は、光回線の工事内容やかかる費用、工事実施までの流れなどを解説しました。

光回線を契約すると工事が行われますが、すでに光コンセントがある場合は立ち会い工事が不要です。その場合は、遠隔で開通工事を行います。

光コンセントがない場合や、独自回線を契約する場合は、光コンセントの設置工事を行います。壁に穴を開けたり建物に傷がついたりする可能性もあるので、工事を実施する前に必ず大家さんや管理会社に許可を取ってください。

▼まだどの光回線にするか決めていない方は、おすすめの光回線を紹介している以下の記事を参考にしてください。