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2024.09.13

2024年4月〜6月中古スマホ取引数ランキング~iPhone 8が約4年ぶりに首位陥落 主要4市場より抽出された中古スマホ相場データより分析~

株式会社マーケットエンタープライズ

株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林泰士、東証プライム・証券コード3135)は、当社が運営するウェブメディア「iPhone 格安SIM 通信」(https://www.kashi-mo.com/media/)にて提供している、フリマアプリやインターネットオークション等主要4市場を総括した中古スマートフォン相場比較サービスより抽出した中古スマホ取引データの分析を行いましたので発表します。
調査の詳細はこちら:https://www.kashi-mo.com/media/281105/

■分析結果概要
1.iPhone SE(第2世代)が初めてトップ浮上 iPhone中古市場も世代交代か?_
2.iPadは人気二分化
3.Androidは5,000円以下の低価格帯機種取引数が増加
【総評】多様化するスマホ・タブレットの利用法とニーズ

1.iPhone SE(第2世代)が初めてトップ浮上 iPhone中古市場も世代交代か?

前回の調査(2024年1月〜3月)に引き続き、iPhone 8とiPhone SE(第2世代)の人気は継続していますが、これまで2020年1月〜3月の調査から2024年1月〜3月の調査まで約4年間1位だったiPhone 8をおさえ、iPhone SE(第2世代)が初めて1位に浮上しました。加えて、3位と7位にもiPhone SE(第2世代)が登場。iPhone 8は、iOS17よりアップデートサポートが終了した為、サポート対象な上に高性能かつ安価で購入が可能なiPhone SE(第2世代)へと切り替えたユーザーが一定数いると推測しています。中でも、ランキング1位のau版iPhone SE(第2世代)は、取引数変化率が1番高く、前回調査から60%増となりました。格安SIMや大手ECサイト、中古買取・販売店などが期間限定セールを開催し、前回調査より1,600円程度値下がりし、平均価格15,000円程度となったことが順位上昇の要因と見ています。さらに注目したいのは、8位にランクインしたソフトバンク版iPhone 12と10位のソフトバンク版iPhone 11です。どちらも比較的新しく、機能面が充実した機種でありながら安価である点が支持されていますが、格安SIMや中古スマホショップなどでのキャンペーンにより、平均価格の値下げが続いており、平均価格が下落しています。このまま値下げが続くようであれば、機能性を求めるユーザーの需要がさらに高まり、世代交代が進んでいく可能性も充分に考えられるでしょう。

2.iPadは人気二分化

今回の調査では、前回の調査同様、iPad Air cellularの人気継続に加えて、iPad Proの10.5インチモデルの取引が目立つ結果となりました。iPad Air cellularは、発売から10年と決して新しい機種ではないものの、うまく活用すれば、今なお充分に機能するモデルです。その上、平均価格が5,000円弱と非常に安く、動画視聴専用の端末として利用するニーズが高い傾向にあるのではないかと予想しています。一方、人気を二分しているiPad Proの10.5インチモデルは従来発売されていたiPadに比べ基本性能も大きく向上した端末です。2017年に発売したモデルではありますが、最新のiPadOS 17にも対応しており、機能重視のユーザーにも支持されていると考えられるでしょう。AmazonなどECサイトでの限定セールの開催により値下げされ、2万円前後で購入できることが評価され、中古市場での人気が高まっていると言えるでしょう。

3.Androidは5,000円以下の低価格帯機種取引数が増加

Androidに関する詳しい解説は、こちらをご覧ください。:https://www.kashi-mo.com/media/281105/

■分析:中古モバイル市場アナリスト 菅野 辰則
今回の調査では、これまでトップを独走していたiPhone 8が約4年ぶりに首位陥落し、iPhone SE(第2世代)が首位に浮上するという結果になりました。手に入れやすい価格であることに加えてiPhone 8よりも高性能であるiPhone SE(第2世代)支持が、今後も続いていくと見ています。加えて、機能性を重視するユーザーには、平均価格の値下がりが続いているiPhone 12やiPhone 11などの比較的新しい機種の需要も高まるでしょう。iPadに関しては、必要最低限の機能を備え手頃に購入できるモデルと、最新OSにも対応し充分な性能を備えたコストとパフォーマンスのバランスが良いモデルに人気が二分化されました。調査全体を通して、「性能重視でより新しい機種を使用したい」・「効率重視で動画視聴専用などサブ端末として使用したい」など、昨今のスマホ・タブレットの活用法やニーズは多様化していることが見て取れました。前回の調査でも同様の傾向が見られましたが、今後もしばらくこのトレンドは続いていくと予想しています。先日、新型iPhone発売のニュースが発表されましたが、ハイスペックで高価な新しい端末と必要最低限の機能を備えた安価な中古端末価格には大きな開きがあります。多くの選択肢がある中、どの利用目的でどんな端末をユーザーは選択していくのか、今後の中古スマホ市場の動きから目が離せません。
調査の詳細はこちら:https://www.kashi-mo.com/media/281105/

株式会社マーケットエンタープライズ 
メディアカンパニー
執行役員 菅野 辰則

ソフトウェア開発会社にて、開発業務からスタートし、新会社設立時のWebマーケティング全般の業務を担った後、2010年にマーケットエンタープライズに入社。当社でWebマーケティングの責任者や経営企画を担当後、現在は、デジタルマーケティング事業の責任者に従事する。膨大なデータの分析・管理能力を活かして、中古モバイル市場の動向を分析する中古モバイル市場アナリストも兼任する。

■調査概要
調査方法:株式会社マーケットエンタープライズが運営するウェブメディア「iPhone格安SIM通信」で提供している中古スマートフォン相場比較サービスを通じて集積されたデータベースより抽出した中古スマートフォンの取引数・価格を集計
調査対象期間:2024年4月1日から2024年6月30日
調査対象市場:ヤフオク!、ムスビー、メルカリ、ラクマ

■調査メディア
iPhone・Wi-Fi・WiMAXの情報をわかりやすく解説
iPhone 格安SIM通信:https://www.kashi-mo.com/media/
ガジェット・通信ニュース情報をわかりやすく解説
iPhone 格安SIM通信YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCakZHegYrdh-Y3EasvGf7bw
格安SIM・スマホの通信速度や選び方を解説
SIMチェンジ:https://simchange.jp/

■株式会社マーケットエンタープライズ
マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開し、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006年の設立以来、成長を続けています。2015年6月には東証マザーズに上場。2021年2月に東証一部へ市場変更の後、2022年4月にはプライム市場へ上場しております。ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、リユースプラットフォーム「おいくら」や、80か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続けており、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ720万人を達成しました。
ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/

【報道関係者からのお問合せ先】
株式会社マーケットエンタープライズ PR
担当:立花
Tel:03-6675-3923 Mail:pr■marketenterprise.co.jp
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