マーケットエンタープライズ(以下、ME)の成長を支え、歴史を刻み続けてきた社内報。2020年8月発行分で記念すべき100号を迎えた。
社内報は、主に理念の浸透や社内の情報共有、メンバー間のコミュニケーションを促進させ、継続的な組織の成長を目的として作成される。
当社においてこの社内報は、メンバーにとっては重要な情報・コミュニケーションツールであり、MEに関わる多くの人に愛される存在だ。そんな社内報の編集部は、社内報に特化した部署は存在せず、プロジェクトチームのみで途切れず継続することができている。
今回は、社内報を制作する上で工夫していることやどのようなネタを発信しているかについて紹介する。
当社では社内報のことを「MEWS!」と名付けています。皆に愛着を持ってもらいたいという思いで、37号のタイミングでネーミングを作ることに。主体者集団として、この社内報も自分ごととして捉えてもらいたく、社内で公募しました。結果、30を超える案が集まり、「MEWS!」という名前に決定しました。
「MEWS!」の由来は、MEのNEWSを届ける、という社内報の役割を大前提にしつつ、主体者として、Marketを創造し、未来を創っていくだけでなく、Speedにこだわり牽引してくという意味を持っています。「N」EWSの情報スピードよりも、早く届けるという意味を込めて「M」EWSと名付けました(アルファベット順で「M」の方が早い)。また、「W」にはWith Wired(強固な、興奮)という意味を含み、「S」には集団で展開していく様を3人称で表現しています
もともとA3用紙で制作されていた社内報ですが、37号から冊子に変更しました。変更したことにより、「社内報に掲載されたい」と思うメンバーが増え、社内報に対するメンバーの意識が変化し、より価値あるものに変わりました。現在は16ページですが、期初は特別号として32ページでお届けしています。それでも、事業が多角化したことで情報量も多く、掲載ページが足りないほどです。
毎月発刊されると、現在ではWeb版が冊子よりも先にWorkplace(社内SNS)を通じて共有されますが、必ず一人一冊配布しています。現在全国に16拠点展開しているため、各拠点のメンバーには編集部が思いを込めて手作業で配送しています。各拠点に誰が在籍しているのかを理解し、つながりをつくるためにも、編集部として大切にしている業務です。
編集部では、必ず制作した社内報の振り返りを個人ごとに発表します。依頼時、校閲時、デザイン時、入稿時、コンテンツや全体の確認などにおいて、それぞれが担うポジションで起きた事例や反省点を共有し、どう改善するかを話し合います。また、会議中に次月号制作に向けて、お互いが持ち寄った社内ネタも共有します。もともと部署が異なる5名が集まって制作するプロジェクトチームのため、各部署バランスよく情報が集まります。
会社として伝えるべき情報を適切に発信できるよう、最終決裁者である小林に、必ず掲載予定の企画案を提案し、確認を取っています。そして全ての校正とデザインが完了し、入稿する前にも確認を行います。社内の情報を伝える重要なツールだからこそ、社内報を作るまでに最低2回は小林の確認時間をはさみます。
誰からも読んでもらえるようにするため、デザインにはこだわっています。当社のクリエイティブ部門のデザイナーが記事に合ったレイアウトを作成しています。
表紙を見ただけでこれまでの当社の歴史を感じられるように、何を表紙に持ってくるかを慎重に選定しています。そのため、制作時期にあるメインイベントを表紙にするようにしています。
文字だけの社内報だと読みづらくなるため、画像を多く掲載するように工夫をしています。画像が多いと、思い出のアルバムのように感じてもらえるため、定期的にメンバーに読み返してもらえています
従業員が増えるにあたり、顔と名前が一致しなくなることを避けるため、顔写真は多く掲載しています。またメンバーや部署が多くなるにつれ、全員が掲載されることは難しくなってくるため、一人でも多く掲載し、コミュニケーションが生まれるようなコンテンツ企画も用意しています。
社内報を発行すると必ずアンケートをとります。集計する内容は、社内報を読んだ所感や、印象に残ったコンテンツ、掲載してほしいコンテンツなどです。反響の多かったコンテンツは連載企画にしたり、寄せられたコメントをもとにコンテンツを新たに作成したりします。また、アンケートの回答自体もコンテンツにすることで、回答者が増える仕組みも作っています。
アンケートを集計すると毎回ダントツ1番の人気コンテンツです。役員が考えていること、メンバーに考えてもらいたいことを発信しています。全員が集まれる機会が多くはないからこそ、役員の思いを感じ取れる重要なコンテンツです。
新任で役職につくメンバーの意気込みを掲載しています。新たなポジションを担う本人の熱い思いを掲載することで、コメントを読むメンバーにもその思いが伝わります。
内製文化があるからこそ、当社にはあらゆるサービスの裏側を支える、開発部門が存在します。開発者がどんな思いを持って開発を担当したか、コメントを紹介することで、お互いの部門理解を図れるようにしています。
若手のメンバーが多いため、社会人の先輩から教えを請うようなコンテンツも用意しています。現在の写真とビフォー写真のギャップが毎度反響を呼んでいます。
最近ではWorkplace(社内SNS)を使って、会社として伝えなければいけない重要事項を即時性をもってお知らせしていますが、認識統一・浸透のために、社内報にも掲載しています。
これまでも幾度も変化を続けてきたME。その変化と共に社内報も姿・形を変え、重要な情報・コミュニケーションツールとして社員に愛されるものになりました。当社らしく、統一した企業文化の元で仕事に取り組めてこられたのは、みんなで作ったこの社内報があるからです。
今後もこの企業文化を大切にしながら、どのような変革期においてもメンバーの熱い想いと共に歴史を刻み続けていきたいと思います。
当社が創業時から大切にしてきたこの社内報について、代表取締役社長 小林の思いと共にこれまで100冊の歩みを紹介しています。
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