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- 8月8日は「リユースの日」。リユースをもっと身近に
マーケットエンタープライズ(以下、ME)が正会員として加盟する一般社団法人 日本リユース業協会は、リユースの社会的認知向上のため2023年から8月8日をリユースの日と定めた。近年身近になってきた「リユース」という言葉。改めてリユースの定義を振り返るとともに、リユースの日が定められた背景や、MEが展開するリユース事業について紹介する。
ここでは改めて「リユース」の定義を振り返るとともに、「リユースの日」が8月8日になった由来や、制定したリユース業協会について紹介します。
「リユース」とよく耳にしますが、改めてリユースの定義を今一度おさらいしてみましょう。リユースは循環型社会形成のために必要な3大要素、「3R(スリーアール)の中の1つで、一度使われた物を再利用することを指し、法律(循環型社会形成推進基本法)でも発生抑制(リデュース)に次ぐ、優先順位の高い取り組みです。
Reduce(リデュース):物や資源の使用量を減らすこと
Reuse(リユース):使用済みの物品を再利用すること
Recycle(リサイクル):廃棄物や使用済みの製品を原材料として再生産すること
SDGs(持続可能な開発目標)の浸透や環境意識の高まり、リユースに対する興味・関心の変化を背景にリユースは近年注目を集め、市場規模は年々増加。2030年には4兆円(※1)を超えるとも言われ、今後もますます拡大する傾向にあります。
さらに、 日本の家庭に眠る隠れ資産は推計で約44兆円(※2)とも言われ、捨てずにリユースすることが持続可能な社会にも繋がります。
(※1)リサイクル通信「リユース市場2030年に4兆円規模、本紙推計」(2023年7月10日)
(※2)メルカリ 2021年版 日本の家庭に眠る‟かくれ資産“調査
日本リユース業協会では「リユースの日」を制定しました。物が人から人へ循環し続ける様子を想起させる無限のマーク「∞」。このマークを回転させると数字の「8」になり、この数字が並ぶことから8月8日にしました(※3)。
リユース市場の市場規模が年々拡大傾向にある一方で、まだリユースを経験したことがない人が多くいることも事実です。そこで「リユースの日」をきっかけに、より多くの人に「リユース」の良さや楽しさを知ってもらい、消費行動の選択肢の1つとして「リユース」を選んでもらいたいと考えています。
(※3)日本リユース業協会「リユースの日制定について」
日本リユース業協会は2009年に設立され、リユース業界が透明性高く健全な発展を通じて、持続可能な循環型社会の形成に貢献することを理念に掲げている一般社団法人です。正会員は上場企業 16社をはじめ 29社で構成され、リユース業の社会的認知向上とビジネス環境の発展のため、さまざまな活動を行なっています。
では実際にリユースしようと思っても何から手をつけていいの?、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。まずは身近なところから、今日からでも取り組めるリユースをご紹介します。
誰しもが物に愛着や思い入れがありますよね。保有している年月が長ければ長いほど、思い入れがあればあるほど、「捨てられない」「頂きものを捨てるのは忍びない」さまざまな葛藤が聞こえてきそうです。しかし1年以上奥底に眠っているものがあれば、使っていないも同然。今まで使っていたものに感謝をし、思い切ってリユースをしましょう!
最近では店舗に行かなくても電話やWebで査定ができ、複数の品物を一括査定もできるサービスもあります。宅配買取や出張買取など、自宅から一歩も出ずに売却までできますので、まずは身の回りの不要品の整理からリユースを始めてみまませんか。
不要品を売却して次の人にバトンを渡すことはリユースとしてイメージがしやすいですが、リユースショップやフリーマーケット、フリマアプリを通じて中古品を購入することもリユースです。
中古品は新品よりも安く販売されていることが多く、経済的にもメリットがあるのがポイントです。
「リユース」には、「使用済みの物品を修理し、再利用する」という意味も含まれています。対象物がその機能としての役割をまだ果たせるのであれば、長く使えるに越したことはありません。しかし、なかにはメンテナンスが必要な物や壊れている物もあり、修理をすれば再び長く使えるものもあると思います。
乾電池のリユース事業から始まったMEは、世の中がSDGsを提唱するよりも前からリユース事業をスタートしました。その後はフリーマーケット事業や、販売店舗を持たずにEコマースでリユース品を販売するネット型リユース事業を展開。「持続可能な社会を実現する最適化商社」として時流に合わせ最適な形でビジネスを展開し続けています。
ここでは当社が運営するリユースサービスを紹介します。
累計530万人を超える利用者実績のある「高く売れるドットコム」は、全国に14拠点(2023年8月現在)のリユースセンターを構え、店頭買取、出張買取、宅配買取という3つの買取方法をお客様のニーズに合わせてご提案しています。
嗜好性の高い楽器、オーディオ機器や、カメラの買取はもちろん、釣具や古銭など多種多様な商材を取り扱っています。実際に店舗に持っていかなくても、電話一本やWEBの申し込みでスピーディーに査定が可能です。また、大型のコンタクトセンターを設け、安心のリユース体験ができるよう買取価格や買取方法等をご提案しています。
不要品を売却処分したい場合、一括査定依頼をすると、全国にある複数の加盟リサイクルショップが査定金額を提示してくれるのがリユースプラットフォーム「おいくら」です。
自治体との提携も拡大しており、現在は56の自治体が導入しています(2023年8月時点)。通常であれば粗大ゴミを処分するのに費用がかかりますが、「おいくら」を利用することによって処分コストがゼロになるだけでなく、売却益が得られるケースもあります。
中古農機具の買取・販売サービスも展開しています。日本全国の農機具を買取、自社ECを通じて販売することで国内のみならず世界80カ国以上に向けても農機具を輸出しています。
「楽器寄附ふるさと納税」は、三重県いなべ市とともに始めた「ふるさと納税制度」を活用した国内初の取り組みです。全国に眠る使われなくなった不要楽器を寄附いただくことで、楽器が不足している教育機関及び音楽団体への寄贈に加え、寄附者には楽器の査定額が税金控除されます。
当社は楽器査定の部分を担当。現在ではこの寄附の輪が広がり、いなべ市含め24の自治体がこの取り組みを採用しています。
当社で買取したリユース品を、自社ECリユースEC「ReRe(リリ)」を通じて、全国のお客様に提供しています。生活必需品から趣味嗜好品まで幅広いジャンルを取り扱っています。
また、リユース品をお客様に安心してご購入していただけるよう初期保証を全商品に無料で用意しています。 万が一、商品ページに記載のない不備・破損がみられた場合は、速やかに返品、返金、交換対応を行なっています。
当社では趣味、通信、物の売買や修理などさまざまな情報を発信するウェブメディアを運営しています。リユース事業を展開する当社ならではのコンテンツで、賢い消費に役立つ情報を提供しています。
あらゆるモノの買取・売却・処分方法を発信するリユースメディアです。不要品の処分方法として「捨てる」だけではない新たな選択肢を提供します。
不要になったモノの処分やリサイクル方法や、リサイクルショップを上手く使うコツや不要になったものを高く買い取ってもらう方法を解説しています。
iPhone・Androidのスマートフォン端末、パソコン、iPad、腕時計、カメラ、家電、車、バイクなどさまざまなカテゴリの修理業者の情報を掲載する、日本最大級の修理業者情報プラットフォームです。消費者と修理業者とのマッチングが叶う修理業者比較・検討サイトです。
「リユースの日」を紹介するとともに、今日から始められるリユースについて紹介しました。ご自身で活用するイメージが少しでも湧きましたでしょうか?「リユース」は誰でもいつからでも気軽に取り組める、とても身近なものです。
ものを捨てずに長く大切に使いつづけることも、持続可能な社会の実現に繋がります。使わなくなったものを売ることや欲しいものをリユース品で探してみるなど、できることから一緒に取り組みましょう。
MEでは、リユースをもっと身近に、循環型社会形成の基盤となる安心・安全・便利な二次流通市場を創造すべく、今後もリユースサービスを拡充して参ります。
サービスや提携など、マーケットエンタープライズにご相談ください
株式会社マーケットエンタープライズは東証プライム上場企業です。「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業を展開しています。
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