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アフリカの農業における問題と解決策とは?AFICATが生産性向上の架橋に

アフリカにおける農業の課題をマーケットエンタープライズのブログ、ME Journalにて徹底解説

人口増加率が世界一と言われているアフリカ。2080年には100億を超えると予測されている。飛躍的な経済発展の可能性を秘めている一方でさまざまな食糧問題や社会課題が山積しているのも事実だ。

本記事では、アフリカの抱える食糧課題から、中古農機具の輸出事業を行うマーケットエンタープライズ(以下、ME)が解決できることについて紹介する。

出典:日本貿易新興機構(JETRO)

\農業問題を中古農機具で解決/

アフリカの抱える農業問題と食糧問題

アフリカの食糧問題

世界では、6人に1人(3億5600万人)の子どもたちが、「極度にまずしい」暮らしをしていると言われています。サハラ以南のアフリカ地域での貧困率は、1990年の54%から2013年には41%に減っていますが、この地域では人口増加が著しく、1日1.90米ドル以下で暮らしている人の数は、1億1300万人も増えており、世界の極度に貧しい人の半分がサハラ以南のアフリカ地域に暮らしています。アフリカが直面する課題は、貧困の他に、脆弱なインフラ、気候変動、土地の劣化、ソフト、ハード(農業の技術・機械)両面のリソース不足などが挙げられます。

アフリカの農業問題

アフリカにおける農業問題の1つに「生産性の低さ」があります。

世界の農場の大部分は非常に小規模です。1ヘクタール未満の農場が世界中の全農場の 72 パーセント(※)を占めており、多くの発展途上国では小規模農場の規模はさらに小さくなっています。しかし、小規模農家に適切な農機具の普及が十分ではなく、未だ手作業で行われているというのが現状です。

機械化が浸透せずに手作業で行われていることが理由で生産性が低くなってしまっています。更に、それにより食料自給率の低下、未開拓の田畑の増加を招くだけでなく、貧困問題にも繋がるという負の連鎖が浮き彫りになっています。

出典:日本ユニセフ協会

開発途上国の課題解決のために制定されたTICAD7の内容とは

(TICAD7 官民ビジネス対話 発表資料より抜粋)

さまざまな問題に直面するアフリカの抱える問題へのいち早い課題解決を目的に2019年に行われた(※)TICAD7(アフリカ開発会議)。そこでは、農業デジタル基盤構築と先進農業技術導入促進を官民連携で推進することが制定されました。

農業分野では三本の柱として、生産性向上、農民のエンパワーメント、農業機械導入などによる高付加価値が挙げられています。

※国連,国連開発計画(UNDP),世界銀行及びアフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催

\アフリカの農業問題を解決する/

農業問題解決のために設置された「AFICAT」とは

2019年8月に開かれたTICAD7(第7回アフリカ開発会議)で、「日・アフリカ農業イノベーションセンター(Africa Field Innovation Center for Agricultural Technology:通称AFICAT)」をJICAが設置しました。目的はアフリカの官民連携により農業生産性や農産品の品質向上に貢献するためです。対象国での先進的な技術の導入や農業機械化を推進するため、本邦企業のアフリカ進出を支援し、農業資機材の展示・実証や人材育成・イノベーションの拠点となることを目指し、2022年2月から2024年2月までの2年間は、国際協力機構(JICA)のパイロット事業としてナイジェリアを含むサブサハラ・アフリカ5カ国で稼働する予定です。

AFICATを通して先進技術の導入や活用に関する知見やノウハウを蓄積し、アフリカの農業発展に寄与します。

出典:JICA

(AFICAT招聘団がJICA共創セミナーで当社のブースを訪れた時)

アフリカの農業問題の解決策とは?

MEが課題解決のためにできる農業支援

過去に農機具メンテナンスの技術指導を目的に、JICAの依頼でアフリカに訪れたこともあるME。2023年5月に実施された、JICA筑波・農業共創ハブセミナーではJICA筑波を拠点とし、開発途上国の抱える農業の課題解決を目指す取り組みです。

MEではこのセミナーに初出展し、国の農業に関するイニシアチブを握る諸外国の人たちとの接点を持ち、 中古農機具をより世界へと羽ばたかせる可能性を探ります。

前述の通り、アフリカの農業問題の大きな一つに「生産性」があります。
費用面で、新品の農機具の導入は難しいとしても、中古であることによって農機具安く買うことができ、導入も可能になります。日本メーカーの農機具は非常に性能がよく、中古であっても十分に使うことができるので、品質の問題もありません。

導入コストのハードルの低さ、そして作業効率化の観点から中古農機具の普及はアフリカで農業に携わる人にとってもWinWinの関係が築けると考えています。そして、社会課題の解決は国連の掲げるSDGs16の開発目標への達成にも近づくことは言うまでもありません。

\中古農機具について詳しく聞く/

さて、では実際の共創セミナーではどんな内容のプレゼンが行われ、アフリカを中心とする皆さんの実際の反応はどのようなものだったのでしょうか?

MEが初出展したJICA筑波の共創セミナーの様子はこちら

まとめ

本記事を通じてアフリカの抱える農業課題がおわかりいただけたでしょうか。MEでは引き続き、中古農機具を通じてアフリカへの架橋となる機会を引き続き模索し続けてまいります。

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